年金に対する不安が多いと聞いて未来からやってきた年金のスペシャリスト。
日本語ペラペラだが実は国籍不明。
21歳、男性、フリーター。
どこにでもいそうな普通の青年。人懐っこく、表情が豊か。
アパートに独り暮らし。
こんにちは!
年金に詳しい人がいるって聞いたんだけど?
おぉ!いらっしゃい!
年金についてならなんでも聞いてくれ。
私は未来からやってきた「イイミ・ライ」さ!
じゃあ、教えて欲しいんだけど、年金って本当に入ったほうがいいの?
貯金した方がいい未来になるんじゃないの?
支払うだけ支払って、そのお金を知らない人たちが使って戻ってくることのない、悪い未来しか思いうかばないよ!
おや。
年金にはみんなが入らないといけないんだけど、あまり年金には入りたくないってことかい?
その通り!
保険料も払いたくない!
なるほど。
だがしかし、年金には、保険の役割があるんだ。
その点では年金は若者たちにも必要なものだと思うよ。
本当かなー?
じゃあ、保険っていうけどどういうことなの?
よし、説明しよう。
老後に受け取る年金は長生きに備えるための保険なんだよ。
詳しくは「01 もしも年金がなかったら」を見てくれ。
それ以外にも、障害や死亡に備えた保険の機能もあるんだ。
でも、やっぱりもらえるのは年をとってからでしょ?
そんな何十年も先のことだから、払いたくないって最初から言ってるんだけど、分からないの?
確かに、将来のことよりも今のことを優先してしまいがちだよね。
でもそうすると、後で「しまった!」ということが起きるかもしれない。
先のことがわからないからこそ、保険料を払って老後に備えることが重要なんだよ。
年をとってから準備をしても間に合わないからね。
そうかな・・・。
でも、今のバイト代じゃ、ちょっとキツイな・・・。
もし、若いときに障害の状態になってしまった場合は障害年金が受け取れるし、もし亡くなった場合は大切な家族に遺族年金を残せるんだ。
色々なリスクを考えるととても重要な国の制度だと思わないかい。
公的年金に入って保険料を払うことは、何か起きてしまった時のために準備をしていることになるんだよ。
保険料を払うのが大変な場合は、免除や猶予が利用できるよ。
ふ~ん。
うまいことできてるね。