年金に対する不安が多いと聞いて未来からやってきた年金のスペシャリスト。
日本語ペラペラだが実は国籍不明。
22歳、男性、建築関係。
一本気で曲がったことが大嫌い。喧嘩っ早いが、冷静な面もある。
年金に詳しいおっさんがいるって聞いたんだけど、いないのか?
・・・・。
・・・・おっかないから隠れてよう。
おう!なんだいるじゃねえか!
年金について教えて欲しい事があるからきたんだよ!
ひぃー、このヘルメットだけは勘弁してください!!
・・・・。
へ?そういうこと?
・・・・それなら私になんでも聞いてみなさい!
おう!
少子化や高齢化がますます進むから、俺たちの負担ばかり増えるのが目に見えてわかる。
というわけで年金をやめたいからやめる方法を教えてくれ!
おやおやぁ?
年金はやめられないんだよ?
そんなことも知らないのかぃ?
なんだと!!
ひぃー、すみません!すみません!
と、とりあえず、やめる、やめないの前に、まずは年金の制度についてでも話を聞いて行きませんか?
なるほど。
確かに、あまり詳しくもないのにやめたいと思っていたから聞いてみるのはいいかもしれない。
ふふふ。
いい未来が開けてきたぞ。たろうくん。
さて。
確かに、年金は高齢者を扶養するための仕組みだから、たろう君の言う通り少子高齢化の影響を受ける。
それ見たことか!
さぁ!今すぐ保険料の支払いをやめさせてくれ!
ふふふ。
まさに鬼の首をとったかのようだね。
まだまだ、いい未来の話が続くんだよ。
少子高齢化でも年金制度を維持するためにいろいろな手を打っているんだ。
例えば、これ以上君たちの負担が増えないように、保険料には上限が設けられていて、収入の範囲内で給付を自動調整する仕組みが導入されているんだよ。
でももらえる年金の水準は下がるんだろ?
それでも、年金の支え手を増やして、さらに一人ひとりの負担能力を高めれば年金の給付水準の低下を抑えることができる。
そのためにも、みんなが働きやすい環境を作るなど、知恵と工夫で日本経済を安定的に成長させることが重要なんだ。
だから、これからのいい未来は自分たちでつくるんだよ。
なるほど、自分で考えて、頑張って汗水たらして働けば何とかなるってことか。
確かに一理ある。
よし、わずかにいい未来が見えてきた!